Name/
飯塚高等学校サッカー部/FOOTBALL CLUB IIZUKA
Philosophy/
ボールを保持しスペクタクルなサッカーで観衆を魅了する。
Slogan/
THE TORTOISE FOOTBALL 〜兎を追い越す亀となれ〜
【兎を追い越す亀となれ】
誰もが知っている「兎と亀」の話。飯塚高校サッカー部のスローガンはこの童話から着想を得てつくられた。
理由は、「ゴールを見ていた亀と、その亀を見ていた兎」この本質は、サッカーだけでなく、社会における人間関係にもよく似ているから。
相手との比較(ランキングや評価)をしていた兎に対して、亀は自分の掲げたゴールに向かってどう努力するかを直向きに追求し続けた。結果は誰もが知っての通り。だからこそ、飯塚高校サッカー部では「周りと比較するのではなくて、自分の目指した夢に向かって一生懸命努力しよう」という想いを込めて、このスローガンを掲げている。
高校の部活動である以上、サッカーを教えるだけでは物足りないから。全国大会に出場するだけでは物足りないから。プロサッカー選手に育てるだけでは物足りないから。選手全員がサッカーを通して個性を磨き、夢を実現し、卒業後も、ずっと一生幸せでいてほしいから。だから「THE TORTOISE FOOTBALL 〜兎を追い越す亀となれ〜」。
【福岡にやってきたのには意味がある。】
私のもとに縁あって「飯塚高校サッカー部で監督をやらないか」という話が舞い込んできたのは5年前。
部活動でありながらもジュニアユースと選手育成で連携しながら「地域のサッカー文化を育み、世界で通用するサッカー選手を育て、日本にない次世代サッカーを創造しよう」という全国でも新しいスタイルのチーム強化プロジェクト。
サッカー指導者として、これほど情熱を掻き立てられるプロジェクトはない。ましてや全国でも有数の強豪校が顔を揃えるサッカー王国・福岡での挑戦となると心に火がつかないわけがない。
当時、大阪市の中学校教諭であった私は、未知のフィールド飯塚高校サッカー部の監督に就任した。
就任後は、日本各地から集まってくれた選手たちと共に、毎試合失敗と成功を繰り返しながらの日々。とにかくありとあらゆる角度からサッカーを分析した。全国の強豪校を周り、本当の“強さ”に触れた。全国の名だたる指導者や様々な分野のスペシャリストに多彩なノウハウを授かった。
そして5年。実績も育成も環境も全てがマッチして“飯塚スタイル”ができたと感じている。しかし本当の勝負はこれから。私たちの“プレーモデル”とキミたちの“個性”を融合して更に優れた“飯塚スタイル”を作り上げ、我々のサッカーに触れたすべての人に感動を与えよう。
No supporters.no club 〜ピッチを超えた先に感動を〜
【“賢守智攻”ボールを保持し、スペクタクルなサッカーで観衆を魅了する。】
サッカーにとっての「強さ」や「速さ」、「巧さ」とはなんだろうか。すべては相手に対して効果的に発揮できなければ決して意味がない。言ってみれば「強さ」や「速さ」、「巧さ」と言ったものは相手を倒す為の道具に過ぎない。
では、サッカーは何で勝負するんだ?我々はサッカー“脳”力(=サッカーインテリジェンス)だと確信している。
そして相手を倒す為の道具を「武器」に変えるのもそれだ。我々はサッカーの構造、いわゆる「サッカーの仕組み」を理解し、自分のサッカー“脳”力と武器を駆使して、どんな相手に対しても主導権を握って勝利する。
これが飯塚スタイル=賢守智攻“賢く守り智(かしこく)攻める“である。この飯塚スタイルとキミたちの武器が融合したら不可能なんてなくなってしまうと確信している。キーパーのパスを起点に、相手に1度もボールに触れられずにゴール前で相手キーパーを2対1でかわし、グラウンダーのシュートでネットを揺らすというゴール。ポゼッション100%。全ての理想が理想でなくなり、夢が夢でなくなる。
飯塚高校サッカー部ではレベルの高いサッカー“脳”力と思い描いたイメージを実現する様々な武器を手に入れる事ができる。
これが意味するものは福岡県制覇、全国制覇のその先だ。世界のどんな相手であっても、どんな舞台でもキミがいるチームが必ず勝利する。理想と言われても、綺麗事と言われても、私たちはこれからもそんな究極を目指し続けるだろう。
私たちが見ているのは、「勝ち」というゴールではなく、「選手1人1人の人生というゴール」、「勝利のその先」なのだから。