飯塚高校サッカー部/FOOTBALL CLUB IIZUKA

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選手日記#298 鳥井悠輝(251113 / 飯塚高校サッカー部)

今回選手日記を担当させていただきます。1年37番の鳥井悠輝です。

今回のテーマは「飯塚高校の指導者から言われた言葉」です。

僕はこの高校に来てから、コーチの方々からさまざまなアドバイスやありがたい言葉、指導をしてもらいました。その中で特に印象に残っている3つの言葉について書きます。

1.「プライスレス」

僕は試合に出る機会を与えてもらうことがありますが、スタメンで出場したことはまだありません。目標であるトップチーム昇格も、いまだ達成できていません。どうすれば上に上がれるのかを常に考えていましたが、思い切ってコーチに相談したときにかけてもらった言葉が「プライスレス」でした。

プライスレスとは、直訳すると「値段が付けられないほど高価な」という意味で、直接的な価値だけではなく感情的・精神的な価値をもつものに使われます。
それを聞いて、自分は「〇〇をすれば評価される」「今はこれで十分」といった、その瞬間の“価値”ばかりを見ていたと気づきました。

それ以来、一つひとつの練習を大切にし、コツコツ努力を積み重ねることの方が本当の価値を生むと考えるようになりました。

2.「素直になれ」

中学時代の監督から「素直になり、すべてに感謝を持て」と3年間教わってきました。
その教えがあったおかげで、練習の際にはコーチや仲間、先輩の言葉を自分ごととして捉え、成長につなげることができました。

しかし、高校に入ってから、時に私生活では素直さが欠けていたなと思うことがあります。なぜサッカーでは素直にできるのに、日常ではできなかったのか――深く反省しました。

あのとき指導者から「素直になれ」という言葉をいただいて、自分自身の在り方を振り返っていなければ、人としての成長は止まっていたと思います。
今では心を改めて、何事にも感謝の気持ちを持って生活するようにしています。

3.「出杭力」「道程力」「造山力」

「出杭力」とは、打たれても打たれても突出し続ける力。
「道程力」とは、まだ生まれていない道を全力で切り拓く力。
「造山力」とは、自分でゼロから山(壁)を造り、それを登る力。

この3つは、僕の夢である「夢を与える選手」になるために欠かせない力だと感じています。
たとえばクリスティアーノ・ロナウド選手は、批判を受けても努力を続け、誰も到達したことのない道を切り開きました。彼はキャリアの中で「1000ゴール」という大きな山を目標に掲げ、2024年10月26日時点で950ゴールまで積み上げています。まさにこの3つの力を体現している選手だと思います。

僕もそんな「夢を与える選手」になるために、まずは「選手権の本戦に出場する」という目標を達成したいです。
そのために、この3つの言葉を胸に刻み、日々の努力を積み重ね、2年後の高校卒業までに「プロ内定」を目指します。

この日記を書くにあたり、この半年間を振り返ると、コーチ、先輩、同級生への感謝の気持ちでいっぱいです。
多くのアドバイスをもらい、ともに高め合う日々が本当に貴重な経験になっています。
そして何より、親の支えがあってこそ今の自分があり、この環境でサッカーができていることを改めて感じます。

今回は3つだけ挙げましたが、この半年間はまだまだ語りきれないほど充実しており、大きく成長できた期間でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。

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